薄いパッケージはスタイリッシュ？！
薄い箱特集

こんにちは。株式会社フヂヤのハコとデザイン研究所へようこそ。
いつも限界ギリギリのところを攻めるのが好きな研究員です。

今回のミッションは、箱の薄さの限界に挑戦。

「なにをおおげさな…」とお思いでしょうが、あまり小さかったり薄かったりすると、業者さん嫌がるんですよねえ…。
フヂヤはあえてそこに挑戦します。

もっとも、究極は「厚み0」、つまり
以前書きました「薄い商品を入れるのに適したタトウ式パッケージ 」みたいになってしまうのですが今回はあくまでも「箱」というキーワードにこだわってみました。

という訳で、薄い箱特集です（前置き長い）。

ミフタの組箱

ミもフタもない…と昔から言われているアレです。
実は、この組み箱、厚みがたったの10mmしかありません。
ミフタの組箱はギフトパッケージとして一般的ですが
その名の通り「組む」箱なので、あまりマチが薄いと紙のはね返りが強く組みにくくなるのですが、今回は紙のはね返りを利用して留める構造にすることで、ちゃんと箱にすることができました。
薄いので、シャープでスタイリッシュな印象のパッケージにいかがでしょうか？

ミフタの組箱〜印籠タイプの箱〜

同じくミフタの組み箱ですが、よりギフトらしくグレードアップしたタイプがこちら、印籠タイプになります。
ミの中にもう一つ箱があるようなイメージですが、ミもフタも同寸なため、箱を閉じた状態のツライチ感がとても美しい箱です。
さらに、ミとフタの隙間にアクセントカラーを見せるようにすれば、よりスタイリッシュになるかも？！
貼り箱では比較的メジャーな高級パッケージですが、今回はトムソン箱（組み箱）の応用で作成してみました。
高級感があるので、洋菓子などのギフトにも最適です。

タトウ式の箱〜マチありタイプ

以前の記事「薄い商品を入れるのに適したタトウ式パッケージ 」では、たくさんのお問合せをいただきありがとうございました。
ところが、お客様と試作のやり取りをしているうちに、最終的に決定する形状はほとんどがこのようになってしまったのです。

そう、マチありのタトウ式です。
やはり通常のタトウ式は「厚み0」なため、本当に薄い物しか入りません。
まあまあ薄い物のパッケージでしたら、この厚みのあるタトウ式パッケージがおすすめです。
↓インスタにも上げていますので、よろしかったらご覧ください。

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貼りも無いので結構薄くできますし、ちなみに、厚み6mmで作成したこともあります。

キャラメル箱（両差し／サック箱）

さあ、大取は何かな〜と期待されていた方、申し訳ありません。

ただのキャラメルです。両差しとかサック箱とか呼ばれている箱です。
通常の物ですと、機械貼りできる最小サイズが12mmとしています。
もちろん、量産可能なベースなので保険を払っていることは否めませんが
今回作成したものは、なんと、8mm。

かなり薄いです。
セオリーとは異なりますが、通常と糊代の位置を変えることで、機械貼りも可能となります。

いかがでしょうか？
一般的に「無理」と言われることでも、ちょっと視点を変えることで可能になるものもあるのです。

株式会社フヂヤでは、このようなカスタマイズをもっとも得意としております。
興味がおありの方は、お気軽にお問い合わせください。

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