【クイズ】箱の表は、どっち?
2023/08/30
こんにちは。株式会社フヂヤのハコとデザイン研究所へようこそ。
今日は、箱のことについてお話ししたいと思います(いつもやないか)。
パッケージに関わる者に、永遠につきまとう「なぞ」の一つ。
それは、
「箱の表は、どっち?」
「手前が開く方? それとも奥が開く?」
という問題です。
さて、一体どのように使い分けているのでしょうか?
何か決まりはあるのでしょうか?
▌「化粧箱」の名のとおり「美粧性」を優先
商品の顔であるパッケージですから「箱の正面は、できるだけ美しく」が大前提です。
ですので、紙の断面が見える差し込みは、背面に向かうように設計します。
同じ理由で、のりしろは継ぎ目が見えるので必ず背面になります。
このように、正面から見て奥側に差し込むタイプの箱は、展開図にすると左から3つ目の面から差し込みがでているので「第3面差し込み」とも呼ばれています。
▌開けやすさを優先
業務用の箱は、すぐに開封できるように正面側から開くように設計します。
一般用の化粧箱でも、開けやすさを優先する場合や、何度も開け閉めすることを想定している場合も同様に、正面から開きます。
のりしろは、もちろん背面になります。
このように、正面に差し込むタイプの箱は、展開図にすると左から1つ目の面から差し込みがでているので「第1面差し込み」とも呼ばれています。
では、こういうのはどうでしょうか?
仮に、美粧性を優先すべきパッケージだったとしても、3つ目の写真は、どうも違和感があります。
極めて直感的な話になりますが、ほとんどの人が「手前から開く方が正面」と答えられるのでは無いでしょうか?
思うに、高さが極端に低くなると、面積比の関係から「天面」の方を「正面」として認識してしまうのでしょうね。
そうなると、「正面(天面)」の上に差し込みの隙間があると違和感があるので、差し込みが下の方が自然に感じられるのかもしれません。
いかがでしょうか?
模範解答は、「どっちもマル!」でした〜
「なぞ」の多い紙器業界。
これからも、フヂヤは「なぞ」の解明に取り組んで参ります!
そして、パッケージのご用命は、ぜひともフヂヤにお願いいたします!(宣伝)。
最近は遠方のお客様からのお取り引きも増えております。「お取り引きの流れ」もぜひご参照ください。
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