まるで箔押し!?
コールドフォイル印刷で差別化できるパッケージ

こんにちは、名古屋のパッケージ会社、フヂヤです。
日々、いろいろなお客様のデザインや設計に打ち込んでおりますが、今回のクライアントは「フヂヤ」。
つまりウチですね。
表面加工のサンプルを作りたいので「何でもいいから好きにやってくれ〜」とのこと。
はい、好きにやりました、てな具合で、何でもありのものを作ってしまいました。コスト度外視で、特殊な加工をガンガンに…。

ところで皆さん、「コールドフォイル」という加工をご存知でしょうか？
まださほど一般的ではないのですが、広範囲にわたって箔押し（ホットスタンプ）のような効果が得られるUV印刷の一手法です。
ホットスタンプはコストや工程のからみから、表現面積に制約を受ける事が多いのですが、「コールドフォイル」は基本的に印刷と同じ考え方なので、面積に制約がありません。また見当合わせの精度も印刷並みに高いのもメリットです。

下の図のように、箔押しでは難しいような繊細な表現も可能になります。

今回のサンプルは贅沢仕様で、
「プロセスカラー（UV）×コールドフォイル×疑似エンボス」という奢りっぷり。
デザインも表面加工が生きてくるように工夫しました。
疑似エンボスは、はじきニス＋UVコートで表面に、ざらざらなところとつるつるな所を作って、凹凸感を表現できる手法です。

色の切り返しがある箇所に使うと、色のコントラストに負けてしまい、折角の加工も効果が半減するので、フラットな所に用いた方が、より効果的です（今回の場合は、コールドホイルのメタリックに、疑似エンボスで模様を描いたり、黒ベタに模様を付けたりしています）。

コストはやや跳ね上がりますが、パッケージに斬新さを求めたいお客様には一見の価値あり、です。

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